その傷はどんな罪よりもの証。

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  「じゃあさ、言ってよ。 棗は誰のもの…?」 「ひやぁあぁああっ!!!」 急に、それの動きが強に。 前立腺に掠めて。 堪えられないっ。 イけなさに、 苦痛だらけを覚えて。 「ほら、言ってよ。 喘いでばっかないでさぁ」 「はっ、あぁ、 ……っ…要っ、の!」 叫びに、近かった。 「クスッ……これは、 取ってあげよっか」 そう言われ、 目隠しを外された。 涙で視界は滲んで 要の顔は見えないけど。 「……、…っはっ、あ、」 「だけど、 まだイかせなねぇよ…? 苦痛の顔、まだ浮かばせろよ」 その言葉とは裏腹に。 要が優しく微笑んでるように 見えたのは、 気のせいだろうか。 .
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