その傷はどんな罪よりもの証。

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  「ああぁあぁああっ!!」 ズンッ、と 要が一気に自身を挿入してきた。 自分の体勢のせいか、 きつくて、顔を歪める。 「やっ、かな、めぇえっ!!」 「くっ、………っ」 イキナリ始まる、 激しい律動に、 喘ぎ声は止まらない。 だけどイけないことには、 苦痛だらけだ。 「はっ、……っいい顔」 「あっ、あぁああぁ、」 俺と要は、兄弟。 と言っても、腹違いので。 要が俺に、 こんなことをするのは きっと…“憎しみ”。 そう、全部、 俺が悪いのだ―――。 .
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