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一人難しい顔をしている更夜。
「何さっきから黙ってんだよっ」
と零は更夜の背中をバシバシ叩きながら明るく言った。
「イッテェな!つか、この状況作り出した張本人が何明るく言ってんだよっ!もう少し申し訳なさそうな顔しろっ」
「…申し訳ない」
「お前絶対謝る気ナイだろ??口だけ言っても誠意が感じられない。自分の顔鏡で見てみろ」
零の顔はなんともふざけたニヤニヤ顔である。
つまり、マヌケな顔をしていた。
「あっ、今オレの顔バカにしただろ!?更夜クンひっどーい」
自分の顔が自分で見えないのは難点である。
零のテンションが上がり始めたところで更夜はため息をつき言った。
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