【在り来りな日常】

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ゆっくりと気持ちがいい 春の風に吹かれながら 京介は学校への道を走っていた 《イィ風だ…》 すると後ろから原付バイクが近付いて来た 『京介!!おはょ!!!』 呼ばれた京介が自転車を停めて、振り返るとフルフェイスのヘルメットを被った男がバイクから降りようとしていた ヘルメットを被っている為に顔が少ししか見えないが、 京介には誰なのかは解っていた キョウスケ『おはよ、真吾』 彼は新井真吾(アライ シンゴ) 京介と同じ学校に通う大学2回生 常にテンションが高く、ちょっと抜けている たまに空気が読めないが、持ち前の明るさ持ち合わせている だから友達は多い 無口な京介の数少ない友達である シンゴ『相変わらず、朝からテンション低いなぁ~』 キョウスケ『いつもの事だから、ほっとけ。』 二人は自転車とバイクを押し、いつもの会話のやり取りをしながら学校へと向かった
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