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「……卓夢君。」
結芽は、音楽室の窓から卓夢を見ていた。
その時、誰かが来た。
「ずいぶんと仲良いのね。」
「あ、綾見さん…。」
「どんな方法でアイツとくっついたかは知らないけど、あんま調子乗ってると…。」
綾見は制服のポケットからカッターを出し、結芽に向かって突き刺そうとしたが、外した。
「そんなにびくつかなくても良いわよ。 本気じゃないから。」
「……。」
「でも、いつか必ずあんたから貝音を奪ってやるから。」
綾見は、結芽の前から居なくなった。
「…卓夢君……。」
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