第6話

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次の日、部活の顧問ザルツブルグのところへ行った。 「ザルツブルグ~。」 「誰がザルツブルグだ。 長ったらしい名前付けるな。」 「何でも良いからさ、ザルツブルグ、マネージャー欲しいって言ってただろ?」 「あぁ、何だ? 見つかったのか?」 「うん。 柞原結芽だよ。」 「そうか、柞原が来てくれるのか。」 「今日、連れて来るよ。」 「わかった。」 「じゃあな、ザルツブルグ。」 「こら、先生に向かってタメグチ使うな! それと、ちゃんと“坂田桜汰先生”と呼べ。」 「先生のそのイカツイ面に桜汰(サクラタ)は合わないからザルツブルグでいいじゃん。」 「…はぁ。」 俺は先生に手を振って教室を出た。
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