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―――“仇討ちの剣”… “強い意志”に“存在理由”… そんな物…自分には持ち合わせてないのかもしれない ―――なら… 自分は何の為に存在する? 何の為に生きようとしてる? それさえも判らなくて 「……」 自分が見上げた空は 月さえ見えなかった… 「…あーあ…」 見えないけれど 月だけが自分を見てる気がした… 月だけが… 自分を嘲笑っている気がした 「何も見えないや…」 ―――広間で宴会をしてる… 騒がしく思える声も 隊士が走り回る足音も 縁側で仰向けになってる自分には 全く関係ないように思えた…
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