2564人が本棚に入れています
本棚に追加
『こんばんわ』
聞き覚えのある声に
とっさに立ち上がり振り返る
『雨が降りそうで寒いね』
あいかわらず
優しそうな笑顔だった
『け…圭吾』
無意識に名前を読んでるのに気づき目を反らす
『あはは…
名前覚えてくれたんだね
…嬉しいよ』
(その笑顔に吐き気がする)
『今日空いてるならどうかな』
こいつの前から
走って逃げたいぐらいだ
(何故逃げる?)
そんな事よりも
寒くて死にそうだった
最初のコメントを投稿しよう!