迷

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『…おい!!』 『何かな?』 『何かな~じゃねぇよ!!』 『あはは…  機嫌が悪いようだね』 『当たり前だろうが!』 『こんな所で大きい声出すの  だけは止めてくれるかな?』 圭吾は優しく微笑み店員を呼ぶ 辺りを見回し恥ずかしくなり圭吾を睨みつけた 『こんな高級レストランに  連れて来てどうゆうつもりか  って言ってんだよ!』 小さい声で怒鳴る 『あはは…高級って…  ノーネクタイで入れるんだから  かしこまらなくてもいいよ』 笑いながら注文をする 慣れてるように横文字の料理を迷わず頼む 周りにはドレスやらスーツを着た人達ばかりだ テーブルには見た事の無い料理やワインが並んでいる 窓から見える景色は言葉に出来ないぐらいの景色 そりゃそうだ… ここは20階なんだから
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