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どれ程の時が経っただろう。 実際は数分だったかもしれない。 彼が私を抱えて浴室を出るまで、無限の時を辱められていたような気がした。 のぼせ上がった私の頭は、これから何をされるのか、ぼんやりと考える。 薄れていた意識が再び戻り出したのは、自分の肌がシーツの上に乗る感触に気付いたからだった。
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