003

5/15
前へ
/154ページ
次へ
しばらくして、ピーと機械音が聞こえてきた。 電子レンジか何かだろう。 湯気の立つ皿と、ミネラルウォーターのペットボトルを持って、彼がキッチンから戻ってきた。 私にペットボトルを差し出す。 一瞬戸惑ったが、火照った体と喉を潤したかった私は、恐る恐る手を出し受け取った。 蓋を開け、少しずつ口にする。
/154ページ

最初のコメントを投稿しよう!

815人が本棚に入れています
本棚に追加