003

6/15

814人が本棚に入れています
本棚に追加
/154ページ
その間、彼は皿の中身をスプーンを使い、かき混ぜていた。 お粥かリゾットのような物だった。 繰り返すうちに立ち上がっていた湯気が薄れていく。 ある程度冷めた事を確かめると、スプーンですくい、私の口元へと運んだ。 チーズの良い匂いがする。 おずおずと唇を開き、私はそれを口にした。
/154ページ

最初のコメントを投稿しよう!

814人が本棚に入れています
本棚に追加