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思い切り膝を打ちつけ、そのまま転倒。 手に持っていたコンビニの袋も投げ出し、地面に手を付いた。 膝と掌から血が滲む。 目にうっすらと涙を浮かべながらも、周囲の人間に悟られぬよう急いで立ち上がると、膝が酷く痛んだ。 だが歩けない程では無い。 手元から離れた袋を探そうと辺りを見回すと、一人の青年が立っていた。
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