プロローグ

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  そして、2010年。   終戦からしばらく経ち、軍備を整えた諸国軍は統一を目指して戦いに突入していった。   諸国のやり方に不満を覚えた民衆は、反乱軍を組んで諸国軍と対立した。   ヤクザは無政府状態の混乱に乗じて軍隊並みの重武装を獲得し、“抗争”と言う名の“戦争”に明け暮れていた。   理想を掲げる者達はいわゆるテロリストになり、ゲリラ化して理想のために命をかけていた。     そんな諸国軍、反乱軍、ヤクザ、ゲリラの入り乱れる時代に突如現れた職業、“何でも屋”。 依頼された事は農業から接客、土木工事、果ては暗殺や戦争まで文字通り“何でも”こなす、まさにアウトロー達の職業だ。     これは、この混乱期の日本を駆け抜けた一人の何でも屋の物語である。  
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