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そして3月
優が浮気し出してから2ヵ月目。
なんだかんだ楽しかったけど、もうゲームには飽きてきていた。
それにあたしも何も知らない振りをする演技をしているのは、だんだん疲れてきた
というか、はっきりしない優のこと自体が面倒くさくなってきていた
(好きなら早くそっちの女にいけばいいのに…もういいや、あなたから言えないのならあたしから自由にしてあげる…両方なんて無理なんだよ?)
その夜、電話で話した
「てかうちら倦怠期だね」
『そうかなぁ…』
「よくわかんないけど。なんかもういいや」
『え?』
「別れよ?今までありがと。」
そう言って一方的に電話を切った。
せめて最後まで気づいていない振りしてあげるね?
そしたら、罪悪感もなくその女と楽しく付き合っていけるでしょう?
これが今まで散々楽しんだ、私なりの最後の優しさ。
―――――――――――
その後、やっぱり優はその女と付き合い始めたらしい。
でもあたしと別れて2ヵ月後、その女とも別れたらしくあたしに連絡がきた
でもね…もう捨てた玩具はいらないんだよ…他人の手垢がついた玩具なんて欲しくない、なんの魅力も感じない
だからあたしから連絡を返すことはなかった。
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