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拓也は言動はちゃらいけどちゃんとしていた…とあたしは思っていた。
付き合って2ヵ月が経ち、何回か会って遊ぶうちに季節は8月で真夏になっていた
そんなある日
「俺ら今日の夜からそっちの海行くから明日遊ぼ!」
という電話がきた
ちょうど次の日は運良くバイトがなくて、あやと遊ぶ約束をしていた。
そして次の日、あやの家に行って拓也からの連絡を待っていたけど、とうとう連絡は来なかった
3日後、なぜか雅くんから連絡がきた
「あのさ…俺らが海行ったの知ってる?」
『うん』
「拓也さ~あの日捕まっちゃったんだよね…」
『なんで?』
「地元の奴っぽいのにからまれて「やめとけ」って言ってんのに拓也切れちゃってさ~喧嘩なって警察きた」
『…で?』
「俺らは何もないから昨日出てこれたんだけど、あいつ前歴とかあるからそのまま…」
『いつ出てくんの?』
「わかんない」
『そっか、ありがと』
そう言ってあたしは電話を切った。
そしてすぐにあやに電話をした
「てかさ、前クラブ行った時は言わなかったけど拓也くん目おかしくない?カラコンしてるからなかなかわかんないけど、完璧パキッてるよね…なんか食ってるでしょ」
確かにクラブではたまにおかしいし、バイトもしてないのに結構お金持ってる
でも、まさか彼氏がそんなこと…
「親が金持ってるんだよね」と言われていたあたしはそれを信じていた
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