2005年~恋人ごっこ~

3/6
前へ
/227ページ
次へ
"秋" 何気に幸せだったかもしれない あたし達の仲が安定して周りが「付き合ってる」と認識すればするほど、たまに会話に出てくる「嫁」という単語にめちゃくちゃ嫉妬した みんなの中ではあたしが大樹の「彼女」なのに、1番なのに。 でも本当の大樹のなかでは あたしは「彼女」 所詮「嫁」の下 「嫁」や「彼女」とかじゃなく、あたしのほうが「下」っていうのが気にくわない たぶんあたしはこの頃から大樹が好きだった それが「愛」なのか「情」なのか「代わり」なのか、それとも「プライド」だったのかは、今もわからないけれど。 でも「今」一緒にいるのはあたしなんだからいいや 結局「関係」じゃなく「時間」を共有するほうが上だと思ってた そう思い込まないとやっていけない だってあたしが「2番目」なんて格好悪いでしょ? まじ自己中(^Д^)m9ww たぶんこの時のあたしのテーマソングはアン・ルイスの「あゞ無情」ww
/227ページ

最初のコメントを投稿しよう!

876人が本棚に入れています
本棚に追加