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"秋"
何気に幸せだったかもしれない
あたし達の仲が安定して周りが「付き合ってる」と認識すればするほど、たまに会話に出てくる「嫁」という単語にめちゃくちゃ嫉妬した
みんなの中ではあたしが大樹の「彼女」なのに、1番なのに。
でも本当の大樹のなかでは
あたしは「彼女」
所詮「嫁」の下
「嫁」や「彼女」とかじゃなく、あたしのほうが「下」っていうのが気にくわない
たぶんあたしはこの頃から大樹が好きだった
それが「愛」なのか「情」なのか「代わり」なのか、それとも「プライド」だったのかは、今もわからないけれど。
でも「今」一緒にいるのはあたしなんだからいいや
結局「関係」じゃなく「時間」を共有するほうが上だと思ってた
そう思い込まないとやっていけない
だってあたしが「2番目」なんて格好悪いでしょ?
まじ自己中(^Д^)m9ww
たぶんこの時のあたしのテーマソングはアン・ルイスの「あゞ無情」ww
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