夏希

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笑顔の人懐っこい彼の名前は橘君(20歳) 橘君について行くとビリヤードの周りには何人か人が集まっていて、スラっとしたホスト風のイケメンが真剣にビリヤードをしていた。 「夏希さん、連れてきましたよ!!」橘君は笑顔で言う。 『夏希さん?先輩なのに下の名前で呼ぶんだ。』なんてどうでもいいことを考えていると 「おっ、やっと来たね~。待ってた待ってた。」と ─ナツキ─と呼ばれる人が爽やかな笑顔で言う。 「スミマセン。」と言いながら気になって同期の女の子の顔を見ると、やはりあまり乗り気じゃなさそうだ。………私もだよ………。 そんな私達の気持ちを察しているのかいないのか、橘君が「2対2でゲームしましょ♪♪」と言ったので私達は渋々承諾し、ゲームをする事に。 ペアは橘君と同期の女の子、夏希サンと私──になり橘君はやる気満々でゲームを始めたので残された私達は椅子に座ってゲームの行方を見つめる事に。 『何話そかな…』 天井の照明を見つめながらぼんやりそんなことを考えていると夏希サンが話し掛けてきた。     ─早乙女 夏希─
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