7人が本棚に入れています
本棚に追加
煌びやかに
色をつけ
艶(あで)艶(つや)やかに
香(か)をたてる
頬の赤さと同じよな
淫らな唇と同じよな
誇らしげに咲く
この花は
万人酔える
万華鏡
年に1度の晴舞台
僅か数日その命
されども
悲しみそこになく
力の限り
咲き誇る
散り散り
乱れるその姿
浮き世の幻
妖艶乱舞
別れの言葉
風に乗せ
またねと眠る
春天使
最初のコメントを投稿しよう!