爛漫舞曲

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 煌びやかに   色をつけ  艶(あで)艶(つや)やかに   香(か)をたてる  頬の赤さと同じよな  淫らな唇と同じよな  誇らしげに咲く   この花は  万人酔える   万華鏡  年に1度の晴舞台  僅か数日その命  されども   悲しみそこになく  力の限り   咲き誇る  散り散り   乱れるその姿  浮き世の幻   妖艶乱舞  別れの言葉   風に乗せ  またねと眠る   春天使
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