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「ばあさん、何で川にこんなでかい桃が流れていたんじゃろなぁ…」
「理由何てどうでもいいよ!とりあえず食べましょうよ!」
どうでもいいってお前!!
どんだけ桃が食いたいんだよ!!
心の中で激しくツッコミをするじいさん。
「とりあえず切るよぉぉぉ!どりゃあぁぁ!」
おばあさんは本当に年よりかよ!とも言わせるような力で包丁を振り上げ桃をまっ二つに割りました。
ばあさーーーん!!
もし中に何かいたらどうするんだよ!あきらかまっ二つじゃねぇか!
いや何もないと思うけど危ないだろ!
おじいさんはまたもやツッコミをしていたのでした。
すると
オギャア!オギャア!
中には赤ちゃんがいました。元気に…とゆうか恐怖に満ちた顔で泣いています。
そりゃそうでしょう。なぜならおばあさんの振り下ろした包丁が、赤ちゃんの体すれすれにあったのですから。
おじいさんもかなり驚いていました。いろんな意味で。
「あれまぁ!可愛い赤ちゃんだことぉ!
今日からあんたは家の子よぉ。名前は桃から産まれたから桃太郎でいいかしらね」
ちょっと待てーー!!今でも年金生活なのに子一人育てられるのか!?子どもが桃から産まれてきた時点でもっと驚けよ!
てか桃太郎って…ださい!!ださいよ、ばあさん!ありきたりすぎるよーー!!
おじいさんのツッコミは心の中で消えていきました。
こうして桃から産まれた子は桃太郎となずけられおじいさん、おばあさんと暮らす事になったのです。
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