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あれから何年かたち。
桃太郎と名付けられた少年はすくすくと育っていきました。
しかし少年には悩みがあったのです。それは……
「やーい桃太郎~だっさい名前~」
桃太郎は名前がダサすぎて村の子ども達にいじめられていたのです。
「ぶっ殺す!!てめぇら待ちやがれぇ!」
「ぎゃあー!みんな逃げろー!」
………本当に桃太郎はすくすく育ちましたね…。
そんなある日桃太郎はある噂を耳にしたのです。
それは鬼の話でした。
村人の話によると週に一度村に鬼がやってきて、宝を盗って行くらしいのです。
これを聞いた桃太郎は
「その鬼を倒して宝を持ち帰れば、もう名前の事でバカにされないかも…」
さっそくおばあさんの家に戻りその事を話したのです。
するとおじいさんはもう反対しました。
「子どもをそんな危ない場所に連れていけん!」
桃太郎は心の中で…
「ったくうっせぇじじいだな。行くのは俺何だから口だすんじゃねぇよ。」
と思っていました。
おばあさんははっきしと
「そうかい!じゃあ明日にでも旅にでな!きびだんご作ってやるからね!あぁこれで食費がだいぶ浮くよ♪」
ばあさーーん!!今微妙に本音がもれてたよー!!
おじいさんはツッコミを忘れませんでした。
こうして桃太郎は鬼を倒す旅に出る事になったのです
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