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目が醒めたのは、
翌日の午前１０時。
カーテンの隙間から
僅かな光が射している。
寝違えている首を擦りながら、涙で突っ張っている
顔を流しに風呂場へ。
。
精神が弱っている今の私には、
シャワーの勢いがあまりに強くて皮膚に痛かった。
今になって、自分の
身体がこんなに頼りなく
ｻﾃﾞｨｽﾃｨｯｸな自分の衝動を擽るなんて
笑ってしまいそうだ。
ｻｰｰｻｰｰｻｰｰｻｰｰｻｰｰ…
耳鳴りするほどの
シャワーの音。
ふと、
横を見ると剃刀があった。
「あ…」
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