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私はその日の景色、静けさがなんとも好きだった。 あまりに不気味で冷たく、世界は私と貴方だけ… そんな気さえしたから。 外はサラサラと、細かい雨が 降っていた。 それもなんだか美しくて… その時、 寝ていたはずの貴方が起き出して、私に真っ赤な薔薇を差し出した。
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