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二日後。
彼の姉から伝えられた会場へ、
午前9時半に向かった。
心が落ち着かず、
10時迄待っていられなかった。
会場へは既に彼の姉と知り合いが来ていた。
「あ、亜理子!」
彼女は、
ふんわりしたレースが
あしらわれた
漆黒のワンピースを纏っていた。
「はい。
これ。修太から貴女への
手紙よ。」
「有り難う。」
白い封筒に彼のか細い字が踊っている。
「あ…私、今日長く此処に居られないの…」
「…じゃ、
今、
最後に…?」
私は、コクンと頷き
彼女に着いていった。
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