8/8
前へ
/30ページ
次へ
着いていった先には、 黒いゴシックな棺。 「行って…」 彼女はそう云って、 私の背中を押した。 棺の中には、 青白く美しい貴方が 横たわっていて…、まるで眠っているようだった。 「…修太?」 返事なんてある訳ないのに。 「修太?」 起きる訳ないのに。 「修太!」 三回目、彼の名前を呼ぶときには泣き崩れていた。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加