まち。

2/2
前へ
/235ページ
次へ
忘れられた駅のホーム 回想電車 揺られて   大騒ぎのあのこたちは 今頃煙になってるだろう   メタボリックな衝動 温い風 空間は掴める わたしは放そうか     死んだように線路が体温を消す 人々は髪を長くして この場所に溶け込もうとしていた     目の前 遮る 満員電車 駅のホームは 一色のキャンバス   色を失う モノクロになる おっきな鞄が ずれ落ちた、春
/235ページ

最初のコメントを投稿しよう!

121人が本棚に入れています
本棚に追加