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電話
「『高校生の女の子お願いします』って‥あんたしか居ないよね」
家族で夕食を食べている時にかかってきた電話にみんな驚いた
今まで男の子から電話なんてかかってきたことない私への電話だった
家族が注目する中、恐る恐る受話器を受け取る
「もしもし代わりました」
「あっ‥あの・・・」
「?‥はい」
「・・・ヒナタです・・・・ガチャップーップーップーッ‥」
聞いたことも知り合いにもいない名前
分からないまま電話を切り家族から誰だ誰だと聞かれたけど心当たりないと言った
あのあと同じヒナタと言う男の子から電話が2回くらいかかってきたけど、やっぱり名前だけ名乗って切れてしまった
3回目にかかってきた時に何か言おうと思ったけど勇気が出なくて
結局ヒナタという男の子が存在しているというだけで終わった
もし彼か私に勇気があれば何かあったのかなぁ
残念ながらもう確かめる事はできないけど‥
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