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オレ達は今まで二人で遊んでいたのが三人に変わった以外は特に何も変わらなかった。
少女の本当の名前はわからなかったが、周りから『ソフィー』と呼ばれるようになった。
三人で乗馬に出かけたり、勉強したり…
そのうちオレは気づいてしまった。
ソフィーの王子を見る目…
赤くする頬…
ソフィーはきっと王子に恋をしている。
王子の誕生日、オレは何をプレゼントするか迷って考えながら城を歩き回っていた。
厨房から音がしたので覗き込んだ。
奥の方でカタカタ音がしている。
そっと近づいてみると、ソフィーが何やら作っていた。
生クリームとか混ぜたり…
スポンジケーキを焼いたようだが、焦げがひどくケーキには見えない。
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