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「おいっ!!田島!?」   俺は全力で走っていく田島を見つめながら叫んだ。今日の田島は変だ。どうしたんだ?   「たっ、田島くん…どう、し…たの、かな?!」   三橋もいきなり走って行った田島を心配しているようだ。   「俺、探し「田島くん、探して…くる、ね!」  (三橋が…田島を探しに…?)   俺はまさか三橋が言い出すとは思わなくて唖然としてしまった。だってあの三橋が…だ。誰も想像しないだろう…   「そうか、でもそろそろ次の授業も始まるからお前は…」 「うっうん、でもっ…田島、くん…が、心配だから…」   三橋はどうしても田島を探しにいく気だ。   「三橋」 「うひゃ!なっ、なな、に!?あっ、阿部君!!」   三橋は相当ビックリしたんだろう。始めの部分が裏声になっている。   「お前は次の授業は出ろ。花井が変わりに探すから」   阿部は俺が田島の事が好きって知ってんのか?(つか、バレた?)…田島がいきなり走って行った理由を阿部は知ってんのか…?   「花井、くん…田島くんは…多分部室だと…おっもうよ…」 「さっさと迎えに行ってやれ」 「よくわかんないけど、行ってらっしゃ~い」   俺は返事もせずに直行で田島が居る確率の高い部室に向かった。その時ちょうどチャイムがなる。阿部(水谷)と三橋はなんとか誤魔化してくれるだろう…
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