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「ははっ、そうかもな」
まあ、いつもの事だ
俺は、適当に返事をして良と一緒に教室を出た
校舎の出口までくると、同じ学年の高島 菜月(たかしま なつき)が待っていた
彼女は、ストレートの肩より少し長い今どき珍しい綺麗な黒髪をしていた
大きな目とは、対象的に小さな口が可愛い女の子だった
最近、付き合い始めた俺の彼女だ
『あっ、良君も一緒だったんだ!じゃあ3人でご飯しよ』
ヤバっ!
そう言えば、今日菜月と昼飯一緒に行く約束していたんだ
「ごめん、菜月……」
『えっ!? あ、いいよどうせ忘れてたんでしょ』
彼女は、上目遣いで少し拗ねたように言った
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