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ある昼下がり隣りの古い洋館に誰かが引っ越してきた
築何十年というものすごく古い洋館だったし、近々取り壊されるとまで言われていたから入居者が現れるなんて予想外だった
愛梨「あのボロい洋館に人が入るんだ…。」
敷地内は草がボーボーだし幽霊が出るとか有名な話もある…。
ま、アタシは信じてなかったんだけど…。
信じてないのであれば居ても居なくても同じだと思ってたしね
信じるほうが馬鹿だと思う
―コンコン!
愛梨「なに?」
ママ「ちょっといいかしら??」
愛梨「んー…」
―ガチャッ…
うわっ…―。
まぢで…?!
母親の格好があまりにも酷くてちょっと引いた…
いつもより化粧厚いし服もいつもより気合い入ってる……。
ママ「お手伝いしに行くわよ!!」
なるほど…。そう言うことか…。
お隣りさんに好意を持って欲しいんだ…。
いくら再婚したいからってそこまでしなくても…。
でも…その厚化粧じゃ無理だろ!!
普通に引くから!!
愛梨「ヤダ。」
ママ「じゃ、携帯止めるから。」
愛梨「ちょぉッッ!!何それ!!卑怯者!!」
ママ「行くか行かないか」
愛梨「行けばいいんだろ!!行けば!!!」
ママ「そうこなくっちゃ!」
携帯止められるなんてヤダからしょうがなく行くことにした
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