02,転入生

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「隼人…またダイナマイト、 全部水に突っ込んで使いものに ならなくしちゃうよ…?」 あたし隼人に向かって 小さな声で言うと よほどそれが嫌らしく、 女の子の手を乱暴に振り払い チッと舌打ちをし、 空いている席に ガタンと音を立てて座った。 あたしは、隼人に喧嘩を 売った女の子の後ろに 座ることになった。 その子はあたしが席につくなり 「さっきは止めてくれて ありがとうね! あたし、鈴町りんこ!よろしくねっ!」 愛想よくにっこりと笑って言う。 女の子は良いな、可愛いし。 「私は、小河原千唄よ。 よろしくね?」 あたしもにこっと笑いながら言う。 りんこは満面の笑みで片手を出し、握手を求めてきたので、あたしは握手をした。 「あたしはりんこって呼んでね!」 「じゃあ、あたしは千唄で」
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