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「怒られたの、ツナのせいだよ!」
むっとした膨れっ面で
あたしはツナを睨んだ。
「何言ってんだよ!
お前が訳分かんないこと
言うから怒られたんだろ!」
「訳分かんないって何よ!
いつも訳分かんないんだから
免疫つけなさいよ!」
「なんだよ、それ…
てか、自分で言うことじゃ
ないだろ…」
ツナは呆れたように
あたしを見て言った。
あたしは、それが惨めで仕方なくて
なんだかイライラがまた積もり
積もりに積もったイライラが、
爆発してプチンと切れてしまった。
「いいわよ!
もう知らない!!ツナの馬鹿!!」
「ちょっ…りんこ!」
あたしは逃げるように走り出し、
あとの授業を受ける気が無くなり、
屋上に逃げ込んだ。
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