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あぁ、今まで何度この顔がいやだと思っただろう…
今回のことで俺はまたこの顔が嫌いになった。
3年生になったばかりのある日……
「ぜっっっったぁいぃにいぃぃやぁだだぁぁぁ!!!!」
萩沼 由城(ハギヌマ ユイキ)の教室かた由城の叫び声が響いた。
「お願いよー萩沼ぁ!」
3年でも同じクラスになった
加島 さな(カジマ サナ)
に頼み込まれていた。
「あんた顔可愛いから絶対似合うはずよ!!
メ イ ド 服!!!」
バサァと由城の机の前に出されたのは、家庭部が作った、黒のワンピースに白のエプロンのフリフリメイド服♥
スカート丈も短め。
「こんなの着てだれが喜ぶんだよ!!
皆引いて客が減るよ!」
「そんなことはないわ!!伊吹は着る気満々よ!」
さなはもう一人の女装候補の
白羽 伊吹(シラハ イブキ)
を指差した。
「どうだ可成ぃ♪俺似合いそうじゃね?」
「そうだね伊吹くん美人だからいけるよ!」
彼女の
久住 可成(クスミ カナリ)
に見せて楽しく話していた。
「桐がやればいいだろ!!」
由城は暇そうにしていた
真名 桐(マサナ キリ)
を差した。
「ごめん、俺厨房」
「桐は駄目よ!!それこそ客が減るわ!!」
「さなちん、分かってるけどひどいよ(泣)」
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