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三谷が感傷に浸っている間に、いつも三谷と別れるT字路についた
ここで俺は右に曲がり三谷は左に曲がって帰っていく
「じゃあな羨ましいモテ男。」
「嫌み言うなよ…じゃあな」
などと挨拶を交わし別れる。
俺の家はそこから5分程の距離だ
「さて…とっとと帰って飯でも食うか…今日は精神的に疲れた…」
なにせ1日中殺気のこもったにらみを食らったんだ…そりゃ疲れるってもんだ
「何で俺がにらまれるんだよ…あいつが勝手に入ってきたんだろ~」
途方に暮れている間に家についた
俺の家は住宅地にある一軒家だ
「ただいま~…」
ドアを開け中に入る
「おかえり~ご飯出来てるわよ~」
この匂いからして今日はカレーのようだ
「う~い…」
気のない返事をしてリビングのテーブルにつく
しばらくすると大皿にカレーが盛られてきた
「いただきまーす」
俺はスプーンをとり、食べ始めた
(うん。うまいな、さすが母さん、手が込んでる)
ルーを2種類混ぜ、秘密の隠し味(俺も知らない)を加えたカレーはうまかった
(疲れもぶっ飛ぶな…)
腹が減っていたのでスプーンが進む
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