編入生の正体

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晩御飯を食べ終わった俺は2階の自分の部屋に引っ込み漫画を読んでいた (明日からにらみ全快の中で生活か…) 考えるだけで気が重くなる 「はあ……」 深いため息が自然に漏れてきた その時下の階から 「京谷~悪いけどコンビニ行って牛乳買ってきてくれない?」 というお使い要請が聞こえてきた (ちょうどいい気分転換になるかな) そう思った俺は 「いいよ~行ってくる!」 と答えた 10分後…俺は牛乳を買うために暗い道をてくてく歩いていた 「おっとコンビニだったらこの公園突っ切った方が早かったな」 コンビニへの最短距離をとり、薄暗い公園に入る 「しっかし冷えるな~…もうちょっと上着を着てくればよかった…」 などと呟き公園の真ん中に差し掛かる 「さって…とっととお使い済ましちまうか」 少し歩調を早めようとした、その時 「待って」 突然、なぜか前から呼び止められた (あれ…!?さっきまで誰も居なかったのに) いくら暗いとはいえ、さすがに目の前に人がいれば気づくはずだ 戸惑っている内に声をかけた人物が姿を現した 「お前…!?」
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