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「おふくろ…!?」
俺の母親がドアに立ち尽くしていた
「京谷が…京谷が…いつの間にか起きて女の子を連れ込んでる…」
「は!?こいつずっといただろ!?」
俺はビシッと寝ているメアリーを指差す
「いなかったわよ、そんな素敵な女の子」
どういうことだ…
「全く…いつの間にか帰ってきてて…でも全然起きなくて…やっと起きたと思ったら女の子連れ込んで…」
母親はやれやれといった感じで肩をすくめた
「手が早いわねぇ…」
「ちがっ!!別になんもしてねーよ!」
「その子なんなの?アンタの初カノ?」
ちなみに先程までのエリスの声はおふくろには聞こえていない
「だから~!そんなんじゃないって!!」
その時
「ん…」
俺とおふくろの声のせいでメアリーが目を覚ました
(よし!いいぞ…これで俺がメアリーにはなんにもしていないってことが立証される!)
「ふぁ…おはよ京谷」
その言葉に母親が反応する
「ふむふむ…すでに名前で呼ぶ仲、と」
カキカキ
どこから取り出したのかメモ帳に猛烈な勢いで書きこんでいく
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