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「~♪~♪」
キッチンに立っているおふくろはご機嫌だ
(俺の弱味を握ったのがそんなに嬉しいか)
「行くぞ!」
「え!?ち、ちょっと…」
俺はメアリーを引きずり、キッチンに突撃する
「おい!おふくろ!」
クルッとおふくろがこっちを振り向く
「なぁに♪京ちゃん♪」
「小学校の時のあだ名はやめろ!」
「かわいいじゃない♪」
「そーいう事を言いに来たんじゃなくて…なぁ…おふくろさっきの事、忘れてくれねぇか?」
「いや♪」
満面の笑みで返された
「だーって…京谷の初めての彼女でしょう?」
「違う!」
誤解を解かなければ
「おいお前もなんとか言ってくれ!」
「へ?何を?」
「俺とお前が恋人でもなんでもないって事をだよ!」
「わ…わかった」
おずおずとメアリーがおふくろに話しかけようとする
「あ…あの~」
「ねぇメアリーちゃん」
「な、なんですか?」
(マズイ予感がする…)
「さっきの続きだけど…本当は京谷とヤラシー事したんじゃない?」
「えっ…///」
ボンッ
またもやメアリーがオーバーヒートする
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