1373人が本棚に入れています
本棚に追加
(このバ…じゃなかったおふくろ!メアリーの純情さに気づいてやがる!)
なんという無駄な観察力なのか
(ま…まずい)
完全におふくろのペースに呑み込まれている
(ある意味誰よりも強い気がする…)
その時
「メアリーちゃん、ちょっと…」
おふくろがメアリーの耳元に顔を近づける
「…ひそひそ……」
何を言ってるのかは聞こえなかったが
ボボンッ
更にメアリーの顔が赤くなりまるでリンゴの様になった
そして
バターン!!
表情が固まったまま床に倒れた
「あーらら…ちょっとやりすぎちゃったかしら」
(当たり前だ。というかメアリー…お前、いつかの朝自分から抱きついて来なかったか?)
そんな事をしてくる奴に羞恥心があるとは驚きだ
「とりあえず京ちゃん♪メアリーさんをあんたの部屋に連れていきなさい」
「へいへい…」
俺は仕方なくメアリーを背負うと自分の部屋に行く…
最初のコメントを投稿しよう!