その後

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(このバ…じゃなかったおふくろ!メアリーの純情さに気づいてやがる!) なんという無駄な観察力なのか (ま…まずい) 完全におふくろのペースに呑み込まれている (ある意味誰よりも強い気がする…) その時 「メアリーちゃん、ちょっと…」 おふくろがメアリーの耳元に顔を近づける 「…ひそひそ……」 何を言ってるのかは聞こえなかったが ボボンッ 更にメアリーの顔が赤くなりまるでリンゴの様になった そして バターン!! 表情が固まったまま床に倒れた 「あーらら…ちょっとやりすぎちゃったかしら」 (当たり前だ。というかメアリー…お前、いつかの朝自分から抱きついて来なかったか?) そんな事をしてくる奴に羞恥心があるとは驚きだ 「とりあえず京ちゃん♪メアリーさんをあんたの部屋に連れていきなさい」 「へいへい…」 俺は仕方なくメアリーを背負うと自分の部屋に行く…
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