プロローグ

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桜がきれいに咲いた春 今年で俺はこの高校に通い始めてちょうど2年になる 「俺もついに先輩になるのか~」 そう、俺は今日から高校の2年生。 クラブに入っている訳ではないので先輩と呼ばれる事は無いと思うが…それでも年上には変わりない (まぁなかなか嬉しいもんだな) そんな事を考えていると 「う~す おはようさん!高野~!!」 バシンと背中を叩かれる おっと紹介が遅れたな 俺の名前は高野(たかの)京谷(きょうや) んでこの朝から元気なやつが三谷(みたに)惣太(そうた)って名前だ ちなみに俺と三谷は中学時代からの親友で、よく一緒に悪さした悪ガキだったりする 「おはよう 三谷。相変わらず元気な奴だ…」 俺の皮肉にも 「おう!元気だけが俺のとりえだからな!これを無くしちゃおしまいだ!」 と答えるやつだ。よーするにバカである 「そういえばよ、クラスまた一緒だといいな~」 と三谷が言う 俺はその心中を察し、 「どうせ宿題見せて貰おうとしてんだろ?」
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