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この後の展開を予想しつつ答える
「…環境委員…」
すると三谷の眉がピクリと動き
「…何だって?お兄さんちょっと耳がおかしくなったのかな~?もう一回言ってくれる?」
わざとらしい猫なで声で聞き返してきた
「だから…環境委員だって…」
その言葉を言った瞬間
「きさまああああ!!」
三谷がキレた
ドフッ…
三谷の渾身のボディーブローが俺の腹に見事に直撃した
「げほっ…おまっ…ちょっとぐらい手加減を…」
「うるさい!何ゆえ各クラス2名ずつの委員にお前と美少女なんだよ!!」
「仕方ないだろ!?俺が先に環境委員に決めたのにあいつが入ってきたんだから!!」
その時、クラス男子のにらみが殺気に変わったのを覚えている
三谷がブルブル震えている
「ということは…お前は2日後の初活動で…その美少女と一緒に校内のゴミ拾いを…」
「まぁそういうことになるな」
委員活動は二人一組でやることになっているので多分そういうことになるだろう
「う…羨ましい…」
三谷は本気で羨ましそうな顔だ
「まぁこれも運命だ、諦めろ三谷。」
「ぐ…仕方ないか…ああ、なぜ運命はいつも残酷なのか…!」
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