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「さあ、キサ…そろそろサヨナラの時間だ」
イスカが冷たい笑いを浮かべ、キサに向かって兵士達の剣が振りおろされた
その時…
「『悪魔の盾』」
キサの身体を真っ黒な球体が包んだ
兵士たちの剣が球体に触れた途端…彼らの剣で傷つけたような傷ができた。そしてその傷口は黒く爛れていく
クスクス…
球体の中にいるキサの笑い声が広間に響いた
「『悪魔の盾』…この球体は相手の攻撃をはね返す…呪いのオマケ付きで…ね
まあ僕に斬りかかるんだから当然、それくらいのコトは覚悟の上…だよね?」
楽しげなキサのその声に兵士たちは皆一様に恐怖を感じた
…俺たちはとんでもない人を敵にまわしたのでは…
キサの笑い声はまだ止まない…
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