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カランコロンカラン~
軽快な音をたて、ドアが開いた。
入ってきたのは若いカップルだった。
軽く舌打ちをする。
一幸は約束の20分からカウンター席でカヨコを待っている。
そこがいつもの一幸たちの席だった。
カウンター席を選ぶのには2つ理由がある。
1つは、カヨコを待っている間マスターが話し相手になってくれるから。
そしてもう1つはの理由は…
カランコロンカラン~
「ごめんなさい、待った?」
「いや、大丈夫。慌ててきたのかい?」
「当たり前よ」
「まぁ座りなよ。マスター、いつもの」
「かしこまりました」
もう1つの理由は…
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