幼少時代

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俺が幼稚園を卒園する頃に工場の方も完成していた。小学校入学と同時に親父の整備工場も始まった。 工場を建てた場所は自宅の前だったので小学校から帰って来ては親父が仕事している工場へいつも親父が作業しているのを横で見ていた。 この頃からだろうかヤス少年は車に興味を持ち始めたのだ。 親父が作業している箇所を覗きこんで見る。 まだその箇所がどんな役目をしてどんな部品なのかは知る術もない。 「これどんな部品でどんな役目するの?」 ヤス少年が質問する。 親父はその質問に対して答えてくれた。 でも多分その頃は理解出来ていなかっただろう。
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