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整備工場の仕事をしていると自宅の回りには自然と車が多くなる。
親父が仕事始まった頃は自分が乗らなくなったブルバードがナンバーを切った状態で廃車として置いてあった。
そのブルバードで会社へ通勤したり母親を迎えに行っていたらしい。
茨城日産へ勤務している為親父のブルバード歴は自然と長くなる。
そのブルバードでヤス少年は運転席へ乗って運転する真似事をしながら遊んでいた。
この頃からだろうか車がかなり好きになり始めていた。
自分なりに先ずは車の後ろに行きエンブレムを見て覚えようとしてみる。
この頃は読めないのは聞いたりして覚えて行った。
お客さんの乗らなくなった車も解体屋まで持って行くまでは自宅の回りに暫くはあった。
ヤス少年には車の遊び場隠れ家的存在の車がいっぱいあったのだ。
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