転校生

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戒は机に肘をつき、窓の外を見ていた。 そこにクラスメートたちの会話が耳に入ってくる。 「ねぇ!聞いた!?」 「え?何?」 「うちのクラスに転校生が来るらしいよ!」 「マジ!?男子がいいな~」 戒(別に、転校生ごときでそんなに騒がなくてもいいと思うけどな。何が楽しいんだろ?) ガラガラー 教室の扉が開いて先生が入って来る。 担「おいお前等静かにしろー! もう知ってる奴もいると思うが転校生来たからなー!」 入ってこい。そう先生に言われて入って来たのは、紺色混じりの黒髪に黒と赤のオッドアイを持つ少年だった。 担「それじゃあ、自己紹介なー!」 骸「六道骸です。最近イタリアから帰国したばかりでこちらのことでわからないことも有るので、迷惑をかけると思いますがどうぞ宜しくお願いしますね?」 そう言ってニッコリと笑った彼は一瞬自分の方を向き更に深く怪しく笑ったように見えた。 担「それじゃあ、質問は後にして、とりあえず授業始めるぞー!」 戒(何だったんだ?今の・・・俺の方見て、笑ったよな?まあ、良いか。) そう思ってその場は自己完結した。
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