サトミ  見舞い

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 帰宅して、夕食を食べようと椅子に座るトモヤの正面に座る。 「いただきます」  そう言って出来たばかりの野菜炒めを食べるトモヤをボンヤリと眺める。箸も手につけないで。 「……?食べないのか?」  私の視線に気付いたトモヤが不思議そうな顔をして箸を止めた。 「あのね、トモヤ……」 「何だ?」  朋代さんをアヤサさんの面会に連れていきたい。その「お節介」な思いは止めることは出来ず、幾ら考えても今の朋代さんの状況では、私一人では何の協力は出来ないから……  この「お節介」にトモヤを巻き込むことにした。
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