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狙いは外れて、さっきまで飲んでいた紅茶のカップに当たった。
「!!」
侑は驚いて目を瞑り身を縮めた。
カップの中身の紅茶が自分にかかりそうになったのだから。
侑の好きな紅茶は熱い。
かかれば確実に火傷する。
もうだめだ。
そう思ったが、いつまでも侑に紅茶がかかる事はなかった。
気がつくと優に抱きしめられていた。
「///!」
初めは驚いたが、後に優が自分を守ってくれたのだと確信した。
「お嬢様…大丈夫ですか…?」
優は心配そうに聞いた。
「私は大丈夫…。
でも…貴方は……?」
侑は泣きそうになっていた。
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