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「お父様!」
侑は勢いよく父の部屋に入った。
「侑、行儀が悪いぞ。
ノックくらいしなさい」
「はい…すみません。
…じゃなくてお父様!
あの、礼儀もなってない
男はなんですか!?」
侑は開けっぱなしのドアの傍にいる優を指さして言った。
優は侑の父に一礼する。
「あぁ…優の事か。
お前専属の執事だ」
父は淡々と答えた。
「嫌です!あんな男!!」
侑は声を張り上げて言った。
「優は武道ができるから、
お前をしっかり守れる。
だからお前の執事に選んだ。
拒否はさせない」
侑は父の低い声に威圧され…
「はい…」
と小さい声で答えた。
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