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侑は部屋に戻り、ベッドに横たわると
「はあぁ……」
大きなため息をついた。
…何故美樹は私に何も言わなかったのだろう…。
という気持ちと
あんな男が自分専属の執事なんて絶対に嫌だ。
という気持ちが胸の中に渦巻いて苛々する。
その苛々をよそに優は紅茶を入れている。
侑は美樹の入れてくれる紅茶が大好きだった。
美樹は侑の好みに合わせて味を調整してくれた。
この男はそんな事しないだろう。
侑はおいしくないと言って、落ち込ませてやろうと企んでいた。
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